いつきのみや歴史体験館のお正月 
―新春特別開館―
期間/平成17年1日1日〜1月3日
あけましておめでとうございます。いつきのみや歴史体験館のお正月の様子をご紹介します。
平成17年の幕開けです。
いつきのみや歴史体験館では、お正月の装いで、お客様をお待ちしました。
◇鏡餅一口メモ
現在、正月飾りの中で歳神様にお供えする円形の餅を「鏡餅(かがみもち)」といいますが、平安時代は「餅鏡(もちひかがみ)」と呼ばれていました。その由来は、平たく丸い形が鏡に似ていることから考えられます。『源氏物語』初音の巻には、見て眺めるものとして鏡餅がでてきます。この鏡餅は、現在、京都冷泉家の歌の神・祖先神に供える鏡餅を参考にしています。
新春特別開館にあたり、『源氏物語絵巻』をモデルに製作された十二単と直衣の展示の他、平安貴族たちが愛でた和楽器の中から数種類を展示しました。お客様の中には、体験用の琴で演奏される方も見え、館内に雅な音が響いていました。
手作り体験コーナーでは、王朝人の正月グッズ「卯槌(うづち)」づくりの体験でにぎわっていました。また、平安グッズを体験していただいた方には小さい梅干と結び昆布が入った大福茶のふるまいがありました。子どもたちの美味しそうに大福茶を飲む姿がみられました。
◇大福茶(おおぶくちゃ)一口メモ
このお茶は、かつて空也上人が、疫病の流行に際して、薬茶をふるまったのが起源といわれ、村上天皇も服用したところから、“皇服茶(おうぶくちゃ)”の名前がついたとされています。ちなみに皇服茶は、煎茶に小梅干と結び昆布が入っています。梅干は長寿を、昆布は「よろこぶ」を願って用いますが、本来お茶は薬であり、また梅も昆布もそれぞれ身体によい成分を含んだ健康食品ですので、その服用にはちゃんと意味があるそうです。