いつきのみや歴史体験館の講座体験「草木染め」では、化学薬品を用いず、自然から得られる材料での染色を行っています。月ごとに染料が違い、1月「紫根(しこん)」2月「紅花(べにばな)」3月は「藍(あい)」です。リピーターも多い「草木染め」体験、ぜひ、ご参加ください。
一月「紫根(しこん)」
紫草は、ムラサキ科の多年草で、日本全土から朝鮮、中国にかけて広く分布します。山地や草原のやや乾燥した土地に自生し、6〜7月頃に小さな白い花が咲きます。根は古くからその名のとおり紫色に染める染料として用いられてきましたが、一方で薬品としても利用され、紫草を加えて作った軟膏は、熱傷や切傷に効果があるとされています。
古代より、高貴な色とされてきた「紫」。あなたも雅な色に出会ってみせんか?
■日にち/1月25日(土)10:00〜15:00
■参加費/絹ハンカチ 900円 絹スカーフ 2,700円
(お好きなサイズをお選びください)
2月「紅花(べにばな)」
紅花は、中近東・エジプトの原産の2年草で、古くから栽培がなされ、日本には中国を経て、6世紀頃に伝えられてきたとされています。かつて国内でも広く栽培されていましたが、現在では山形県や長野県の一部でわずかに見られる程度です。
6月〜7月頃に咲く花は、見かけどおりの黄色と赤の鮮やかな二色の色素を含み、黄色は水に溶けやすく、赤色はアルカリ液で初めて溶ける性質を持っています。
色鮮やかな紅花染めは、花びらを摘み取って染料とするため「末摘花」ともいわれていました。赤色は口紅や食品着色料などに使用されたり。実からは油が取れることもよく知らせています。そんな魔法のような花びら染めで、絹のスカーフを染めてみませんか?かわいらしいピンク色は春にぴったりです!!
■日にち/2月22日(土)10:00〜15:00
■参加費/絹ハンカチ 900円 絹スカーフ 2,700円
(お好きなサイズをお選びください)予約受付中です。
3月「藍(あい)」
8月に刈り取った蓼藍(たであい)の藍色の色素を沈殿させた「泥藍(どろあい)」をつかいます。生葉染めの色とも、またすくも建ての色とも違う泥藍の色を染めてみませんか?絹の白地にかんたんな縫い絞りを施して、オリジナルスカーフやハンカチをしあげましょう!
■日にち/3月15日(土)10:00〜15:00
■参加費/絹ハンカチ 900円 絹スカーフ 2,700円
(お好きなサイズをお選びください)予約受付中です。
草木染め担当のスタッフより・・・

 いつきのみや歴史体験館の草木染講座で染料として使う植物は、平安時代の書物『延喜式(えんぎしき)』に記載されている、当時から使われていたものを取り上げています。
 それぞれの染料の色はとても美しく、平安の頃からこの美しさを生活に取り入れていた先人の知恵や技術の高さに感心するばかりです。
 草木染めをやってみて、色鮮やかに仕上げることの難しさを痛感し、また同じ条件で染めても、色は微妙に毎回異なり、まさにだだ一つの作品に仕上がることの不思議さを体験しています。
そして、それぞれの染料で染めた絹布はどれとどれとを組み合わせてもしっくり合うのは自然のなせる技でしょうか。
当館で使う染料は、種類が限られていますが、仕上がった色を組み合わせて使えば色のバリエーションも広がります。十二単に身を包んだ平安人の気分が少しわかったような気がします。

いつきのみや歴史体験館
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